楽天グループは9日、NFT(非代替性トークン)マーケットプレイスおよび販売プラットフォーム「Rakuten NFT」が株式会社テレビ朝日とNFTコンテンツの発売に向けて合意したと発表した。
テレビ朝日は「Rakuten NFT」において、これまでに制作してきた膨大なアーカイブ映像や今後取り組んでいく番組・イベントなどの中から、価値のある貴重な映像をNFT化して販売する。スポーツの名プレー、バラエティ番組の名シーンなどの貴重映像をはじめ、様々なNFTコンテンツを展開していくようだ。今後展開される商品の詳細や販売開始時期などの最新情報は、「Rakuten NFT」公式Twitterより発信される。
「Rakuten NFT」は、2月25日にサービス開始を予定している。同マーケットプレイスでは、スポーツや音楽・アニメをはじめとするエンターテインメントなど様々な分野におけるNFTをユーザーが購入し、個人間で売買できる。また、IPホルダーはワンストップでNFTの発行および販売サイトの構築ができるという。
楽天グループは1月、「Rakuten NFT」で提供する初めてのコンテンツをアニメ「ULTRAMAN」のCGアセットを使用したNFTに決定したと明らかにしていた。「ULTRAMAN」は、円谷プロダクション製作の特撮テレビドラマ「ウルトラマン」で描かれた世界のその後を描いたアニメとなっている。決済には楽天IDを使用でき、楽天ポイントを貯めたり、使ったりすることが可能で、購入したNFTは「Rakuten NFT」のマイページにコレクションできる。
テレビ朝日・テレビ朝日メディアプレックスは昨年11月にNFT事業に本格参入すると発表した後、12月には「東映ロボットアニメ」NFTトレーディングカードを販売していた。
テレビ朝日は、テレビ番組や、そこから派生するコンテンツの映像・静止画など、NFTに適したコンテンツを選定し、研究開発を繰り返しながら、NFTマーケットに求められるコンテンツの提供を目指すという。また、「Rakuten NFT」は今後も、魅力的で新しいエンターテインメント体験の提供とサービスの利便性向上を図り、幅広いユーザーに向けて満足度の高いサービス提供を実現していくようだ。