12世紀には神聖ローマ皇帝バルバロッサから帝国自由都市の称号を与えられ、発展を遂げたエスリンゲン。幾度となる戦禍や疫病の流行により衰退した時期もありましたが、今ではその面影が全く見られないほど美しい街並みが訪れる人々を魅了します。

旧市街の中心に立つ市庁舎は、華やかなピンク色とルネサンス様式の麗しいファサードが特徴。アドベントの時期にはここで、中世のクリスマスマーケットが開催されます。

シュトゥットガルトは工場都市のイメージが強いですが、ちょっと町を離れるだけでこんなにメルヘンな町並みがあるなんて誰が想像していたでしょう?

町歩きをひととおり楽しんだら、町の裏手にある城壁に上ってみましょう。先ほどまでいた旧市街が一望できますよ。

フュッセン

最後に紹介するのは、「ノイシュヴァンシュタイン城訪問の玄関口」として知られるフュッセン。お城を目指す誰もが必ず通る場所でありながら、町自体に関心を持つ人はほんのわずかという悲しき運命を背負った場所でもあります。

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