ゲンゲンバッハは周辺地域では名前こそ知られているものの、ドイツのほかの町に比べれば知名度はまだまだ低いといえるでしょう。有名観光地のように観光客が押しよせたりしないので、のんびり散策できるのもこの町の魅力です。
ヴェルニゲローデ
ドイツの中心から東にかけて広がるハルツ地方。魔女伝説の残る地として知られ、北ドイツで最も高いブロッケン山の麓に小さな町が点在しています。
そんなハルツ地方にあるヴェルニゲローデは、まるで絵本から飛び出してきたかのようなキュートな町並みが続く場所。市庁舎まで続くメインストリートには歴史を感じさせる木組みの家が整然とならび、ひとつひとつで色使いや柄も異なるので見て歩くのが楽しいです。
町の中心にある市庁舎は、ドイツの市庁舎のなかでも3本の指に入る可愛さ。オレンジ色の建物にとんがり屋根という外観は、どことなく魔女が住んでいる家を彷彿とさせますね。
町の裏にそびえるお城は「ラプンツェルの城」とも囁かれているのだとか。
城内にある部屋の中でも、特に素晴らしいのが「祝宴の間」。豪華な装飾が施され、ここに住んでいた城主の優雅な生活を垣間見れるかのようです。
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