国際政治学者の三浦瑠麗氏(41)が9日に自身のツイッターを更新。国民の間で開催の是非が問われている安倍晋三元首相の国葬について「重要な局面になってきましたね。維新・国民は岸田政権の国会尊重姿勢を一応評価したものと見られます。共産党はまだわかるとして、立民はいったいどんなきっかけでもって出席に踏み切るつもりなのでしょう。」と私見を述べた。

三浦氏はこの日、「立共、首相説明に納得せず 維新は国葬出席で調整」と報じた時事ドットコムニュースの記事を引用しつつ、岸田文雄首相が衆参両院の閉会中審査で説明を行い、立憲民主、共産両党が納得せずさらなる説明を求めたことに反応した。

続けて「個人的には、お弔いにも出ないというのは冠婚葬祭からすら関係を切ろうとする『村八分』の論理のように思いますが。客観的にはむしろ警備費用は少なすぎるくらいだし、『在任期間等の具体的基準が示されない』という論理だけで欠席するのは、あまりに評判を落とす気がします。」と持論を展開。

さらに同日、立憲民主党の辻元清美参議院議員(62)と蓮舫参議員議員(54)が立て続けにツイッター上で『国葬儀委員長 内閣総理大臣 岸田文雄』名義の案内状をアップしたうえで「欠席します」と表明したことに対し、「あと、個々の議員が自分宛の招待状の写真をアップして欠席を表明するのは、はしたなく見えるのでやめた方がいいと思いますよ。余計なお世話ですが。ほんとにそんなことしても票は増えませんよ。」と疑問を投げかけていた。

三浦氏のこうした投稿にコメント欄には「本当にそう思います。よくあんな事できるなと思う。下品過ぎる」「反対を咎めようとも思わない。静かに欠席してくれればいい。欠席を自慢げひけらかす姿、あれほど惨めな姿はない」「当然票を増やすためにやるのではありません。自分の強い意思表明です。ただしアップする前に線の引き方は確認した方がいいと思いますが」という賛同の声のほか、「票集めしたいなら統一教会とズブズブにならないと」「国民の過半数が反対もしくは疑問に思ってる国葬ですから大きなお世話だと思いますよ」「自分と違う意見を持つ人を誹謗中傷するのははしたないですよ」といった批判の声など、賛否が入り乱れていた。