テレビ朝日が10月4日に行った定例会見で、ワイドショー番組『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)に出演している局員の玉川徹(59)を謹慎処分にすることを発表。ネット上からさまざまな声を集めている。

事の発端となったのは先月28日放送回。安倍晋三元首相(享年67)の国葬での菅義偉前首相(73)の弔辞について、玉川が「当然、これ電通入ってますからね」と、大手広告代理店・電通の演出が入っていたと取られかねない発言をした。翌日の放送で玉川は「事実ではありませんでした。さらに、電通は全く関わっていないということが分かりました」と謝罪。しかし、ネット上などからは「謝罪だけじゃ済まない」「あまりにひどすぎる」といった非難が寄せられていた。

一方、玉川はその後も『モーニングショー』に出演。4日放送回にも出演し、番組終盤のストレッチコーナーでも笑顔を見せていたが……。

「今回、玉川は5日から10日間の出勤停止処分が下されることに。また、番組責任者にあたる報道局情報番組センター長と同局情報番組センターCPもけん責処分となりました。謹慎後は復帰予定とのことですが、ネット上からは『もういらない』『戻らなくていい』『降板すべきだった』との声もあります」(政治記者)

しかし、玉川の誤認発言は今に始まったことではない。例えば2020年4月28日放送回では新型コロナウイルスの検査数について、「土日は(全て)民間医療機関の検査の件数。行政機関の検査は休み」と発言。実際には民間検査が土日に休んでおり、行政の検査機関は休日なしだということが判明し、玉川は2日後に謝罪している。

「そのほかにも事実誤認発言は多々あるにも関わらず、実際に謹慎処分が下されたのは今回だけ。ネット上からは『電通怒らせたから?』『電通って行政よりも怖いんだ』『電通エグすぎ』『もっと問題発言いろいろあったのに…』という声が集まっています。今回の事実誤認発言は勘違いなどではなく想像に基づくもので、これまでの比ではないほど批判が集まったとも考えられますが、電通からクレームが入った可能性も。そのため、今回の騒動では玉川だけでなく、電通にもさまざまな声が集まってしまいました」(同)

果たして10日間の謹慎後、玉川に同じ関は用意されているのだろうか。