国際政治学者の三浦瑠麗氏(42)が自身のインスタグラムに投稿した、シースルー状の“スケスケ喪服”姿が波紋を広げ、ネット上でいまだに炎上を続けている。

三浦氏は27日、「安倍元総理の国葬に参列して参りました」とコメントを添え、椅子に居座りながらそばにいる愛猫に手を伸ばしている自身の姿を投稿。この日の午前中に出演した『めざまし8』(フジテレビ系)でも着用した全身黒ではあるのだが、胸元や腕、足がシースルー状になったワンピースの“スケスケ喪服”姿を披露していた。

SNS上には三浦氏の“スケスケ喪服”について「お洋服も小物も全て素敵」と称賛の声が挙がる一方で「アレキサンダー・マックイーンのパーティードレス36万円で、喪服じゃない」といった批判の声が飛び交うなど物議を醸していた。三浦氏が炎上するのは珍しくないが今回の炎上は3つの要因が重なったことで、より大きく長いものになってしまったのかもしれない。

まずひとつめが三浦氏がバリバリの「安倍シンパ」だということ。三浦氏は2019年に安倍氏主催の「桜を見る会」に参加し、それ以降は安倍政権を支持するコメントで容姿にすぐれた“右派の若手女性論客”というポジションを確立し、メディアに露出してきた経緯がある。27日の国葬についても、天皇陛下の大喪の礼を引き合いに出して、その意義を一貫として主張してきた。当然、国葬反対派は面白くない。

続いて三浦氏の“シースルー喪服”があまりに一般人の常識からかけ離れていて、インパクトが強かったことも無視できない。特に胸元がスケスケになったデザインは喪服としてはあり得ないもので、専門家も“マナー違反”を指摘。政治家のためのブランディング戦略家・通称「勝たせ屋」としてメディアにも出演する鈴鹿久美子氏は三浦氏の“スケスケ喪服”を報じる記事をツイッターで引用し、「三浦瑠麗氏の喪服姿。確かに美しいのですが、ご葬儀に参列するにはマナー違反 華やかさを排除して悲しみを表現するのが喪服ですから」としたうえで「ただ、話題にあがることが目的なら、大成功なんでしょうけど」と持論を投げかけ、炎上に拍車をかけていた。

そして三浦氏が大炎上した3つめの要因として外せないのは国葬前にSNS上で繰り広げられた「はしたない論争」だろう。立憲民主党の辻元清美参議院議員(62)と蓮舫参議員議員(54)がツイッター上で国葬の案内状をアップしたうえで「欠席します」と表明したことに対し、三浦氏が「個々の議員が自分宛の招待状の写真をアップして欠席を表明するのは、はしたなく見えるのでやめた方がいいと思いますよ」と疑問を投げかけたことで「はしたない」が注目ワード化。そんな矢先の“スケスケ喪服”だっただけに、ネットユーザーの神経を逆撫でし「招待状をアップするよりはしたない」「はしたないのはどっちだ」といったブーメランが勢いよく突き刺さる格好になってしまった。

三浦氏の喪服姿についてはいまだに賛否の声が上がり続けており、「普通の喪服着ていけば良かっただけなのになんでそれができなかったんだろう」「まあ考え方次第でしょう。参列したのだから良し、黒のビキニの水着でなかっただけ良し」「美は一般通念を凌駕する。だから三浦瑠麗さんは今がある。ある種のルッキズムは人類の共通深層に否定しがたくある」など、さまざまな意見が飛び交っていた。