12月13日放送の『スッキリ』(日本テレビ系)で、大型犬のジャーマン・シェパードが埼玉県上尾市で飼い主の元から脱走し、人に噛みついたとして、飼い主の男が逮捕されたニュースを報道。MCの加藤浩次(53)がシェパードについて「噛みつく特性がある犬」と表現し、物議を醸している。

今年7月、自宅から逃げ出したシェパードが通行人の40代の男性に噛みつき、全治1週間のけがを追ったというこの事件。警察の発表によると、去年から今年にかけ、この男性を含む4人がこの容疑者の飼っている犬に噛まれる被害に遭っているとのこと。

番組スタッフが取材に訪れると、シェパードはまたもやリードが外れている状態。スタッフが通報し、警察がリードを着け直して金具を補強する映像も放送された。一方、近隣住民には犬がたびたび大きく吠えたり、逃げ出したりする姿が目撃されていたとのことだった。

シェパードといえば、警察犬にも選ばれている能力の高い犬。このニュースに加藤は、「警察犬って賢い、利口だってことは分かるんだけど、『行け』と言われたらしっかり行く犬ですから」と指摘。「(警察犬は)噛みつく訓練とかしてます。この犬はしてないかもしれないけど、そういう特性がある犬」と話していた。

しかし、この発言にネット上からは、「きちんと躾してたら関係ないでしょ」「噛み付く特性がある犬種?躾していない飼い主の問題でしょ!」「シェパードが全部警察犬の訓練受けてると思ってるの?」といった疑問の声が集まっていた。

「もともとは賢い犬種であっても、躾がされていなければ『行け』と言われても行くことはないのは確か。また、当然のように噛む特性はシェパードだけにあるものではなく、本来は大型犬から小型犬までほとんどの犬にあるもの。しかし、躾によってその噛み癖をなくすことは充分可能で、特に大人でも制御しきれない場合のある大型犬は必ずやるべき。加藤も容疑者に同情しているわけではなく、犬に同情してこうしたコメントが出たようですが、あまりにもズレ過ぎていて愛犬家から疑問の声を集めてしまったようです」(週刊誌記者)

これまでにもさまざまな種類の大型犬が人を襲ってトラブルになったり、事件化したりしたことはたびたびあった。「犬種の特性」という断言は誤りだったのかもしれない。