『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)は21日、19日夜からの記録的な大雪の影響により、新潟県の国道8号と17号で発生した大規模な車両の立ち往生を報道。柏崎市の配給に対して文句をつけた女性コメンテーターに「日持ちのする災害用の非常食使ってるのがわからんかね」「気楽なもんだな、自分では何もしない人間が、他人のやることに後だしジャンケンであーだこーだ言うのは」と批判が殺到している。
自衛隊が夜通しで除雪作業にあたるも解消のめどが立たず、19、20日は多くの人が極寒の中、車内で一夜を過ごすことに。物流にも影響があり、コンビニやスーパーの食料品も品薄状態だ。大雪の影響で停電が続いている地域も多く、自宅前の車の中で暖をとっていたとみられる27歳の女性が死亡。一酸化炭素中毒が原因とみられている。
スタジオでは、発生から3日目を迎えた車の立ち往生についてパネルを使って説明。現在は通行止めが解除されているが、依然として渋滞が続いているという。
立ち往生に巻き込まれ不安な一夜を過ごしたという男性の証言によると、午後9時ごろには柏崎市から配給された500mlの水1本とビスケットを受け取り、午後11時ごろに500m先にあったコンビニで煮卵2つを購入。午前0時すぎに地元の子ども食堂からおにぎりをもらったそうだ。
この男性が食料を調達した方法について、リディラバ代表の安倍俊樹氏(35)は、柏崎市からの配給が「公助」、コンビニでの調達が「自助」、子ども食堂からの支援が「共助」だと説明し、「災害に対応に対して、公的機関が果たせる役割がだんだん小さくなってるわけですよね」と解説。
自治体の職人や予算が少なくなっていることや、消防団などの人数が減っていることを理由としてあげ、「新しい共助の形みたいなものや、自助なんだけど多少なりとも支え合いみたいなものがないと、災害のときにご飯も食べられなくなるっていうような時代に突入している」「新しい形での共助や公助、そして自助を含めた形での災害対応作り直さなきゃいけない」と私見を語った。
一方で、ジャーナリストの浜田敬子氏(56)は、柏崎市の配給に対し「公助の水とビスケットがこれじゃ少ないですよ」「これじゃ食料として心もとないところ(子ども食堂からの)おにぎりはすごくありがたかったでしょうね」と見当違いの上から目線で持論を展開した。
こうした光景に視聴者からは「じゃあどうやっておにぎりを入手し、どのように届けるのか?それを詳しく解説するのがコメンテーターの役目。文句なら誰でも言える」「この人、緊急事態ってことが理解できていない」「おにぎりなんて配給中に絶対凍るやんw最初に貰った人はいいけど、最後の人はカチカチやで。トンチンカンコメンテーター過ぎる……」「ビスケットなら食中毒も防げるしエネルギーも即効回復できるでしょ!ちゃんと考えてるんだよ。高見の見物人が偉そうにほざくな」と批判が殺到するなどプチ炎上状態になっている。
「配給された水とビスケットは、おそらく市役所に備蓄されていた災害用の食料だと思われます。非常食としてのおにぎりもありますが、水やお湯が必要なので、このような場の配給には不向きですよね。物流も止まっている中では市販のおにぎりを確保するのも難しいでしょうし、誰かがにぎるというのも現実的ではありません。まったく現地の状況を分かっておらず、温かいスタジオから理想だけを押し付けたお花畑コメントに視聴者からは怒りの声が多数沸いていました」(政治記者)
現在も大雪の影響で一部地域では停電が続いており、一刻も早い全面復旧が望まれている。