2月22日放送の『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)では、NHK党・ガーシー議員(51)に懲戒処分として「議場での陳謝」を求めることが決まったことを報道。処分について番組内で白熱した議論が展開される中、コメンテーターとして出演した株式会社リディラバ代表で起業家の安部敏樹氏(35)が、ガーシー議員と障がい者などの社会的弱者を同列に並べて「オンライン化すべき」「“不逮捕特権を確保します”と言えばいい」と主張。視聴者から多くの反論の声があがっている。

選挙に当選後もドバイに滞在を続け、正当な理由なしに一度も国会に出席していないガーシー議員。言い分としては、NHK党・立花孝志党首に「元から『国会に行かんでいいよ』と言われて立候補してる」と話しており、さらに 「不当な拘束を受ける可能性があるので帰国・登院をしません」とも主張している。

今回、現在の国会のルールでオンライン出席が認められていないことが一つの争点となっているが、番組ではコメンテーター同士の議論が白熱。テレビ朝日局員の玉川徹氏(60)とジャーナリストの浜田敬子氏(56)は、「ルールを変えたければ国会に登院して、議論をしたうえでルールを変えるべき」「決められたルールは守りましょうという話」と解説した。

一方で安部氏は、正当な理由なしに国会の欠席を続けるガーシー議員と、障がい者の権利訴えを同列に並べて“オンライン化”すべきと主張。続けて「多くの場合、社会的弱者は少数派スタート」とも言い始め、どんどん論点がズレていく安部氏に対し、玉川氏は「ガーシーさんは社会的弱者じゃない」と呆れ顔。浜田氏、玉川氏、羽鳥慎一アナウンサー(51)から何度も「そこは分けて考えるべき」だと釘を刺されていた。

暴走する安部氏に対し、視聴者からは「安部敏樹だけずっと論点がズレてる」「社会的弱者とかマイノリティを盾にして何言ってんのこの人」「この若造はなにを抵抗してるんだ?正しい行動をした人や組織だから新しいルールを訴える権利を与えられるのだガーシーにその権利はない」「ちょっと無理があるわなwwwルール守らない人がおるから、ルール変えろ。って意味が分からんw」「安部さん、今日は言ってることが支離滅裂」「ガーシーはただ自分のやましさから逮捕を怖がって逃げてるだけにしか思えない。それと身体障害等は同程度で捉えるのは間違い」「出勤拒否を続けるガーシーを、社会的弱者と並列して庇いまくる安部なるコメンテーターのやばさ。社会的弱者の政治参加と今回の件は全く別問題」と批判が殺到している。

「安部氏は『ガーシーさんへの擁護は1ミリもない』とコメントしていましたが、一方でガーシー議員を国会に呼ぶために議会で『“不逮捕特権を確保します”と言えばいい話』と何度も主張し断固として譲らず。最後まで『オンライン化を譲るか不逮捕特権を参議院で使わないという話をして国に戻ってきてくださいと言えばいい』と、ガーシー寄りの発言を続けていました」(政治記者)

ガーシー議員をめぐる発言で安部氏は多くの視聴者に疑問を持たれてしまったようだ。