5月2日放送の『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)に、テレビ朝日報道局員の玉川徹氏(60)がコメンテーターとして出演。またもや発言内容に視聴者から大ブーイングが起こっている。

今年のゴールデンウィーク後半は、「10年に1度の著しい高温」になると予想されており、番組では先月の28日、法改正により「改正気候変動適応法」が成立したと紹介。これまで、熱中症対策として「熱中症対策アラート」があったが、さらに深刻な健康被害の恐れがある場合は「熱中症特別警戒アラート」が発令される。

解説者として出演した三重大学大学院の立花義裕教授は、近年の気候変動について「例えば、小学校なら、ある一定の温度に達したら午前授業や休みなどにしてもよい」と説明。というのも、風水害で亡くなる人と暑さで亡くなる人の割合を比べた場合、熱中症など暑さで亡くなる人の割合のほうが10倍多いのだという。立花教授は「暑さは災害です」と注意喚起していた。

一方で、玉川氏は「個人としてどう(気候変動に)対応しようと、前は定年になったら夏は北海道、冬は沖縄に住もうかなって思ってたんですよ」「でも夏の北海道(移転)、本気で考えたほうがいいかもしれないなって今見てて思いました」とコメント。これに立花教授が「首都移転とかね。首都移転したら人が移動しますから」と提案すると、玉川氏も「首都を北海道に移転したほうがいいかもしれないですよね」と賛同していた。

しかし、北海道への首都移転という荒唐無稽な意見に対し視聴者からは「北海道も住む場所考えないと夏猛暑だけどね。テレビ出る人なら、もうちょっと考えたり学習してからコメントして」「ここ数年北海道でも夏場は平気で気温が30℃を越えるし、いろんな意味で危険なので、都心のほうがマシな気がする」「内陸なんて夏猛暑、冬極寒+どか雪なのに首都北海道計画って……笑」「絶対ありえない」と呆れ声があがっている。

「2022年9月に、同番組において事実に基づかない発言をし、謹慎処分となった後は不定期出演となり、4月にレギュラー復帰したばかりの玉川氏。しかし、4月26日の放送回では『農家は米の生産をやめて小麦とかにいってほしい』『食べないもの作ってもしょうがない』などと発言し再び炎上しました。騒動冷めやらぬうちの今回の『首都を北海道に移転したほうがよい』という現実離れした発言とあって、視聴者からは多くのブーイングの声が。レギュラーとして本格復帰したばかりのときは歓迎の声が集まっていましたが、最近はすっかりアンチの声のほうが大きくなってきています」(週刊誌記者)

再びやらかして謹慎生活に逆戻り……などということにならないように、発言内容にはもっと注意してほしいところだ。