『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)では、18日に都内の自宅で市川猿之助(47)と両親が倒れているのが発見されて以降、連日のように一連の事件を報道。今週に入ってからは、事件よりも歌舞伎俳優の市川團子(19)と中村隼人(29)が代役を務めている歌舞伎公演の“宣伝”の割合が多くなり、「どさくさ紛れに歌舞伎の宣伝してる」と呆れ声があがっている。

5月24日の放送回でも、オープニングからこの話題一択。なお、速報として警視庁が都内の警察施設で猿之助から事情聴取をしていると伝えた。

ただ、一連の事件に関しては放送時点では特に新しい情報が分かったということはなく、連日ほぼ同じ報道の繰り返し。そのためか、明治座「市川猿之助奮闘歌舞伎公演」の話題になることも多く、観劇したファンなどにインタビュー。

この日も東京・明治座の前から中継し、リポーターは「今回初めて明治座に来た、歌舞伎を見に来ましたという方も多くて、(ニュースで)連日歌舞伎の映像を見ることで興味がわいて、『いつか来たかったのを今日初めて来たんです』という方が多かった」と伝えた。

MCの宮根誠司(60)はリポーターに対し「夜の部もほとんど満員ですよね?今日は」と質問。これにリポーターは「座っての観劇は、昼の部は完売ということなんですけど、今日実際に(チケットを)買って立見席で見たという方はいたので、もしかしたら今後も立見席が設けられるかもしれないということで、夜の部はまだチケットが残っているということです」と応答。画面右下には「千秋楽までのチケット情報」として「昼の部 完売、夜の部 残りわずか」と表示されていた。

「猿之助さんの事件に関して2人が亡くなっている状況ですが、なぜかミヤネ屋では猿之助を持ち上げる報道ばかり。ここ数日は、事件の詳細を伝えている合間に歌舞伎公演の情報や中継が差し込まれる構成になっており、『歌舞伎の宣伝したいのか、猿之助さん家族の真相伝えたいのか、何を報道したいんだか分からない』と困惑する視聴者が続出。リポーターが言っていた通り、連日の報道が歌舞伎の宣伝になっているのは間違いないでしょうね」(週刊誌記者)

ネット上からも「猿之助さんの事件を報じるにあたって、代役が素晴らしいとか応援したいとか、差し込まれる歌舞伎の宣伝分量が多すぎる。効果的なタイミングなんだろうけど、事件とは分離して発信してほしい」「どさくさ紛れに歌舞伎の宣伝してるやん」「最終的に歌舞伎の宣伝と『猿之助いい人』キャンペーンで終わったミヤネ屋」「いくらもらってるの?」と呆れ声が集まっていた。