5月29日放送の『めざまし8』(フジテレビ系)に、元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(53)が出演。岸田文雄首相(65)の長男で首相秘書官の岸田翔太郎氏(32)が、首相公邸内で忘年会を行い記念撮影をするなどの不適切な行動をしていたことを容認する発言をし、批判を集めている。
昨年末、親族の忘年会を首相公邸で行い、閣僚が記念撮影を撮る赤じゅうたんの階段で記念札をしたり、演説台でポーズを決めたりするなど、公的スペースを私的に利用していると週刊誌で報じられた翔太郎氏。
これを受け、岸田首相は「厳重注意」にとどめ、処分や更迭はしない考えを示しているが、野党からは「公私混同もはなはだしい」と批判を浴びている。
翔太郎氏の行動について、橋下氏は「僕は許せる派。少数ですけど」と立場を明らかにすると、「私的スペースでもあるし、公的なスペースっていうんですけど、例えばですけどね、知事室、市長室に僕の子供が来た時には、そこで知事の椅子に座らせて写真撮ってますよ」と、自分も知事時代に同じようなことをしていたと告白。「自分がやってるから許せる派になってしまうんですけど(笑)」と理由を説明した。
そのうえで、「“首相公邸”というと凄い特別な場所に感じますが、“国会”も僕らからしたら特別な場所。国会議員は自分の支援者を国会に呼んできていろんな場所で写真撮ってます。だから公的なスペースで自分の関係者の写真を撮るってことが、もし国民の皆さんが全部だめだって言うんなら僕も悪いことをやってたし、今国会議員がワーワー騒いでる国会内の写真も全部やめにしないといけません」と持論を展開。
なお、岸田首相の“甥”とみられる男性が、赤じゅうたんの階段に寝そべってアイスカップのようなものを食べている写真も批判されているうちのひとつだが、橋下氏は「態度が悪いというのだったら、態度なんて分かんないから!」と話し、「『公的スペースで関係者の写真撮るな』ってするんだったら僕も謝らないといけないし、国会議員も以後やめないといけない。それが許されている現状だったら、僕は許されると」と、翔太郎氏の行動を容認する考えを示した。
「橋下氏は、一般人が国会で記念撮影するのと同じというようなことを言っていましたが、例えば、一般人が“国会議事堂で寝転がってアイスを食べている”撮影していたとしても問題になりますよね。しかも “首相の秘書官”が公的スペースで“悪ノリ”写真を撮ったということが問題になっているわけです。そこに言及もせず、『自分がやってるから許せる派』と浅はかな意見を述べていた橋下氏には、視聴者から呆れ声が集まっていました」(週刊誌記者)
視聴者からは「岸田の息子の件について、許す?ってふざけてる」「岸田総理の息子や親戚は一族でバイトテロと変わらない」「庶民とはズレてるんねw初めてじゃないんよ?反対意見言ったらカッコイイと思うような厨2な発想では無いだろうから本音なんだろうなぁ」との声が集まっていた。