12月13日(金)、東京都内にてパナソニック株式会社が「全自動ディーガ『推し活』セミナー」を開催した。ディーガはパナソニックの人気Blu-ray・DVDレコーダーだが、ユーザーの中には推し活でディーガを愛用している人が多数いるとのことで、本セミナーの内容も推し活でのディーガ活用方法を紹介するものとなった。

セミナーには、男性アイドルに関する推し活動画で知られる人気YouTuberで、自身もディーガをプライベートで愛用して「信頼のおける相棒」とまで語るMAICOさんがゲストとして登壇。

今回のセミナーでは、パナソニックが行なった推し活に関する実態調査の結果も紹介された。調査は、10月30日〜11月4日の期間に、10〜50代の男女800人を対象にインターネットを使って実施された。

調査で推し活の主な内容について聞いたところ、一番多かった回答は「出演番組を視聴する」(79.5%)だった。MAICOさんも聖地巡礼などをする際の情報源はテレビとのことで、やはり今もテレビは推し活において重要な存在であることが分かった。

だが、テレビを使って推し活を行なう場合には、「見逃し」や「撮り逃し」といった問題が発生してしまう。パナソニックの調査でも「推しの出演番組を見逃して悔しい経験やストレスを感じたことがありますか?」という質問に「ある」と回答した人が64.4%もいることが判明。

特に見逃すことが多いのが「情報番組での番宣出演」(43.9%)であることも分かった。これはサプライズ出演などで情報が得にくいことや、「番組内のどのタイミングで放送されるか分からない」(MAICOさん)ことが原因。

こうした問題を解決してくれるのが、番組を最長28日間(ドラマやアニメであれば1クール分の約90日間分)を自動で録画してさかのぼれるディーガだ。ディーガであれば、「こんな出演番組があったの!?」「推しが出てたドラマの1話を見逃した!」という事態を回避できる。

推し活においては、録画した映像を編集するユーザーも多いが、最新ディーガではこの編集作業が今まで以上にやりやすくなっている。これまでよりも表示画面が大きくなった他、時間表示などの画面上のテロップが見やすくなったため、番組中の「◎◎さんは何時何分ごろに出演します」というアナウンスにもすぐに対応できる。

家族間での使い分けも可能となったため、自分が録画した番組を家族から勝手に消されてしまうというトラブルも防げるようになった。

ホーム画面のUIも、さらに使いやすいように進化。番組のサムネール画像が番組内の時間経過ごとに細かく表示されるので、長い尺の番組でも推しが出ている場面を簡単に探せるのだ。

パナソニックの調査では、4割以上の人が新たな推しを作りたいと思っていることも分かったが、その新たな推し探しに役立つ機能もディーガには用意されている。試聴した番組の出演者からユーザーの好みを分析して表示する「出演者おすすめ」、再生した番組のジャンルの履歴からおすすめの番組を分析して表示する「AIおすすめ」。これらを活用することで、ユーザーが新たな推しと出会える可能性が格段にアップするのだ。

コロナ禍を経て、急速に広がっている推し活。一説には3人に1人は推しを持っているとも言われる現代の日本においてディーガのような家電は、推し活になくてはならない存在なのかもしれない。