ダイニングテーブルがあり、部屋食をいただけるのもこのお部屋の魅力。裸足でくつろげる和室が好きだけれど、ベッドとテーブルがあるほうがいいという方にぴったりです。

しつらいも上品で、飾り棚には生け花と三重県指定伝統工芸品の日永うちわが置かれていました。釣竿と同じ女竹(めだけ)を細かく裂き、交互に袋状に編んでいるため、竹が弓のようにしなり、扇ぐ風が柔らかくなびきます。こうした伝統工芸品に触れられるのも、地域に根差した老舗のお宿らしいなと感じました。

伊勢茶のティーバッグと東海道関宿の銘菓「関の戸」が用意されているのもうれしかったです。

夕食 味重めぐり会席(部屋食)

華陽棟 特別フロアでは、夕朝食ともに部屋食を用意してもらえます。17時30分から19時までの希望した時間に、和室のダイニングテーブルに配膳してもらえるので、周りに気兼ねなく、くつろいで食事を楽しみたい方にぴったりです。

次ページ