アルホール・キャンプの様子=2020年3月9日 © Ricardo Garcia Vilanova
シリア北東部にあり、過激派組織「イスラム国」の支配地から移された人が多く暮らすアルホール難民キャンプでは、女性や子どもを含む多くの人びとが無期限かつ恣意的に拘束され、医療へのアクセスも制限され、犯罪や暴力、搾取の世界から抜け出す展望を持てずにいる。
国境なき医師団(MSF)はこのたび、救急搬送の許可に時間を要したため死亡した2人の男の子の事例や、同様の悲劇、MSFの活動から得た医療データをまとめた報告書…