現在は建築、土木工学、アート&デザイン、メディアの4部門で学生たちが学んでおり、校舎内は誰でも自由に見学することができます。本校舎内のらせん階段をはじめ、構内の随所にバウハウスの精神を見ることができます。
面白いのは、バウハウスが生まれたワイマールでは、まだ「バウハウス」というものが確立されきっていなかった時代の、ユーゲントシュティール(アール・ヌーヴォー)からバウハウスへの移行過程が見られること。
バウハウス大学の本校舎正面玄関のドアひとつをとっても、外側のドアノブにはユーゲントシュティール的な装飾性が残るデザイン、内側のドアノブはより機能的なデザインというふうに、「バウハウス」というものが発展していった軌跡を見てとることができるのです。
クラシックとモダンが融合した町ワイマール。この町を訪れたなら、現在の私たちの暮らしにも大きな影響を与えている近代建築とデザインの世界にじっくりと浸ってみてはいかがでしょうか。
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