「ブレード・ランナー」「バットマン」シリーズ、「チャーリーとチョコレート工場」、スタンリー・キューブリックの「アイズ・ワイド・シャット」など他にも数多くの映画に作品を提供しています。

また、ロンドンのホテルや高級デパートのショーウィンドウ、ファッションショーでも飾られるようになると、セレブリティのファンも増え、デザイナーのヴィヴィアン・ウェストウッド、エルトン・ジョン、レディ・ガガ、ジュード・ロウやティム・バートンなども彼の作品をコレクションしているのだそう。モデルのケイト・モスは自身の名前をピンクのネオン管で制作するようクリスさんに発注し『これを見ていると自分がロックスターになったような気分になれるわ』と、その出来に大満足なのだとか。

職人であった父の跡を継ぎながら、アーティストとしても成功を収めたクリスさんでしたが、この新天地でギャラリーをオープンさせてから1年も経たない2014年11月、59歳という若さで前立腺癌により帰らぬ人となりました。

BBCをはじめとする各メディアは才能溢れるアーティストの早すぎる死を報じました。ギャラリーはクリスさんの息子で同じくライト・アーティストのマーカスさんらが引き継ぎ、ありがたいことにその灯りを絶やすことはありませんでした。

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