「カオサン」というとき、「カオサンロード」だけを指す場合もあれば、カオサンロード周辺の賑やかな通りも含めた「カオサンエリア」を指すこともあります。ここでは、カオサンロードの周辺の通りも含めたカオサンエリアをご紹介したいと思います。

・カオサンロードの歴史

今では世界屈指のバックパッカー街として名を馳せるカオサンロードですが、その歴史は少々意外なものでした。

「カオサン」とはタイ語で「精米」を意味し、1970年代までこの周辺には米問屋が多かったことからその名が付きました。

70年代に問屋街で働く地方出身者たちのための安宿ができ、その後修行僧のための物資を売るお店が生まれ、多くの修行僧がやってくるように。当時のカオサンロードは修行僧の出入りが多かったことから、「宗教通り」と呼ばれていたのだそうです。

そして70年代の後半にはヒッピー文化の発信地として、少しずつ世界に知られるようになっていきます。80年代には外国人旅行者が増え、彼らのニーズに応える形で地元住民が部屋を貸し出すようになり、旅行代理店やレストランなども次々とオープン。

カオサンロードはバックパッカー街として発展をはじめます。

その知名度をさらに高めたのが、2000年公開のアメリカ映画「ザ・ビーチ」。カオサンロードが映画のロケ地となったことで、世界中から旅行者が訪れる観光地となったのです。

・昔ながらのタイと欧米文化が混在する不思議世界

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