ビットコイン(BTC)は、31日午前5時頃から上昇し82万円前後で推移。現在の取引価格は82万5100円で前日から2.57%上昇した(記事執筆時)。
イーサリアム(ETH)は、6万2300円で3.32%上昇。ビットコインキャッシュ(BCH)は、11万1409円で5.36%上昇。リップル(XRP)は、66.65円と2.70%上昇した。
仮想通貨市場は、5月31日までの韓国の確定申告の期限による売り圧も落ち着きも見せ、昨日から回復傾向。本日も80万円台前半をキープしている。
5月24日以来、この1週間でビットコインは78万円から83万円のレンジ相場で取引されている。
この日注目すべきニュースは、イタリアの政治混迷で、ユーロ圏に金融危機の憶測が見られ、リスク回避のために仮想通貨市場に資金が流れたという観測だろう。昨日からの相場の反発は、この好材料が一部にあったと指摘する市場関係者も多い。
ユーロ圏金融危機の兆候に弾む仮想通貨市場:イタリア政治混迷が皮肉にも好材料か#FinAlt https://t.co/INg3LKe6wr pic.twitter.com/VSFH6TiczY
— FinAlt (@FinAlt_Editors) 2018年5月30日
また、本日は、コインマーケットキャップの上位100通貨のうち約8割が上昇。下落した通貨も小幅な値動きで安定した相場となった。
この日、コインマーケットキャップで最も伸びが大きいアルトコインは、時価総額35位のドロッピル(DROP)だ。伸び率は39.40%を記録した。取引価格は1DROP=0.911円となっている。
ドロッピルは、ブロックチェーンの技術を使って、投資の際に役に立つ情報の作成を可能にし、投資家のためのトレーディングシステムの提供を目的に開発された。
Dropil is going live on IDAX Exchange https://t.co/t1ZhwVfYbx
— Dropil (@DropilCoin) 2018年5月30日
一方、大手取引所のバイナンスで、もっとも大きな伸びを示しているのは時価総額35位のゴーレム(GNT)だ。伸び率は17.17%を記録した。取引価格は1GNT=70.52円となっている。続いて伸び率の2位は、時価総額118位のディセントラランド(MANA)だ。伸び率は15.47%を記録。取引価格は1MANA=11.48円となっている。そして伸び率3位は時価総額88位のシータトークン(THETA)だ。伸び率は11.99%を記録した。取引価格は1THETA=27.42円となっている。
シータトークンは、「THETA Network」というブロックチェーンを使った分散型ストリーミングの動画配信ネットワークサービス。ユーザーは、ゲームや音楽、テレビなど様々な情報を、このネットワークを利用して視聴者とつながる事ができるのが特徴だ。
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— Theta Token (@ThetaToken) 2018年5月31日
5月31日、本日の仮想通貨市場は、やや強気ムードを感じさせる上昇傾向となった。
今月はゴールデンウィーク以降、下落が続く停滞ムードだったが、来月にはマネックスグループに買収された国内仮想通貨取引所大手「コインチェック」の全面再開も控えており、市場の回復を期待したい。