■医療だけじゃない中国”蝗虫”被害? ドイツでも善意の留学支援がアダに

中国人は、香港人に「蝗虫」(バッタの意味)と揶揄されますが、それもそのはずです。

過去において、中国人が「越境出産」して病院を占拠されたために、香港人の妊婦が病院を確保できないことがありました。2013年に全面受け入れ禁止となり、やっと落ち着きましたが、これも香港の市民権や医療保障を狙われたことが背景にあります。

このような中国人の貪欲さは近隣アジア圏に留まらず、世界中に及んでいます。

私の大学時代の話ですが、同級生の中にドイツの美術系大学に留学しようとして、必死にドイツ語を学ぶ者が多くいました。中にはドイツ留学支援の仲介ビジネスをやっている者までいました。

なぜ、ドイツ留学が中国人に人気かというと、ドイツの大学は、学費がほとんどの大学で無料なのです。さらに学費だけではなく、安価な学生寮や、留学生もセメスターチケット(※諸費用を払うことにより入手できるカード。公共交通機関が無料で利用できる)を入手可能。外国人留学生でも差別されないように、ドイツ国民同様の待遇を受けられるのです。

そんな至れり尽くせりのドイツの制度を上手く利用しようと、中国ではドイツ留学が人気でした。結果、ドイツ国民の血税を中国人に食い潰され、リベラル政権が自国に災難をもたらしたのです。

14億人の中国人が1億人の日本の健康保険制度のみならず、様々な社会保障を侵食したら、どんな災難になるか想像できるでしょうか。

現在、旧民主党は改名、分裂、再建という手口を繰り返し、過去の「黒歴史」を解消しようとしています。その一方で、自民党政権もこの負の遺産である政策を廃止せず、新成長戦略の医療ツーリズムとしてやり続けています。

日本を蝕む政策を食い止める政権は不在であり、外国人の私ですら税金と保険料を納める傍ら、日本の政治に不信感を抱いています。

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