■保守派総スカンで失望の中「ご両親は悪くない!」悪魔の囁きで籠絡した男

それがいつの間にか同学園の窓口役に収まり、反安倍メディアの旗振り役となった菅野完氏(44)である。「レイシストをしばき隊」の元幹部にして、性的暴行で110万円の損害賠償を受けた”ジャーナリスト”、『日本会議の研究』(扶桑社新書)で一躍有名になった人物である。

菅野氏は、保守勢力に見放されて絶望していた佳茂氏に「ご両親は悪くない、悪いのは財務省だ」などと囁いて近づき、「右も左も騒動を利用しようとする奴がいる」「誰かを刺したくないか」と泰典氏も籠絡。メディアリンチの渦から逃れたい一心で、一家は菅野氏にすがったのだという。

そこから籠池氏は菅野氏の用意したレールに乗せられ、自民党・稲田朋美議員を「顧問弁護士だった」と告発。さらに「安倍昭恵夫人から手渡された100万円の証拠だ」と自分で振り込んだ受領証を見せたり、大阪の自宅に社民党・福島瑞穂議員や共産党・小池晃議員を招き入れるというパフォーマンスに担ぎ出され、左派に囲い込まれていくのである。

■「裁判費用四千万は”民団幹部”に借りる」菅野と縁を切らせた一言

だが、そんな関係も菅野氏のある一言がきっかけとなり、佳茂氏は縁を切り、安倍夫妻への謝罪に踏み切ったという。

それは、両親の裁判費用の相談をした際に菅野氏が言った「裁判費用四千万は民団幹部に借りる」という言葉だ。民団とは在日本大韓民国民団、日本全国に300以上の拠点を持つ、会員約50万人の人格なき社団である。佳茂氏は一家が知らぬ間に「日本の政権与党」対「韓国」という、巨大な構図の一部に組み込まれていることに気づき、”さすがに関われない”と目が覚めたのだという。

ちなみに現時点で佳茂氏の転換を報じている大手メディアはない(産経新聞社政治部編集委員の阿比留瑠比氏がネット番組『真相深入り!虎ノ門ニュース』(8月14日放送 DHCテレビ)で言及している)。

もちろん、菅野氏をはじめとする反安倍陣営を韓国勢力がサポートしているという証拠はない。だが、安倍首相の周辺に憲法改正議論の機運が起こるたびに、こぞって「憲法どころではない」と野党が潰しにかかり、メディアスクラムは安倍叩きなら災害さえも利用し、天下り斡旋を口利きした男さえ英雄にする。そんな状況を鑑みれば、佳茂氏でなくとも、反安倍勢力の不気味さに恐怖を禁じ得ない。

佳茂氏の勇気ある告白が潰されることなく、この延々と続く騒動に区切りをつけてくれることを祈りたい。

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