タイガーグローバルはベンチャーキャピタルファンドで37.5億ドル(4218億円相当)の資金調達に成功した。そのうち、5億ドル(560億円相当)を仮想通貨取引所大手コインベースに投資する可能性が一部で報じられた。
    
これにより、創設6年目の仮想通貨取引所の評価額は80億ドル規模に拡大し、米国でも最も価値のある新興企業となる。
    
コインベースは新たなコインの上場など、積極的に拡大を進めている。同社の口座数は2018年6月時点で200万超に達した。コインベースはまた、欧州市場拡大のための拠点のひとつとしてアイルランドの首都、ダブリンにオフィスを構える計画も明らかにした。金融庁(FSA)との話し合いも順調で、日本でも登録に向けたプロセスが進んでいるという。
    
同社は7月に、機関投資家向けのカストディアンサービスも開始。機関投資家ビジネスの拡大も狙っている。仮想通貨市場で着々とその地位を確立しつつある。