作家の乙武洋匡氏(42)が自身のツイッターでトランプ政権がトランスジェンダーの排除を検討しているという報道に触れた。
ニューヨーク・タイムズによると、トランプ政権で性の定義に関し、生まれつきの性別に限定することを検討しようとしているという。
乙武氏はこれを受け自身のツイッターを更新し、「社会を運用していく側にとっては、そうしたほうが合理的なのだろうなあ」としつつも「ただ自分で選んだわけでもないのに、そのような境遇に生まれついた方々にとっては、たまったものではない」と苦言を呈した。
さらに乙武氏は「記事中ではトランスジェンダーを『生まれついた性とは異なる性を選んだ』としているけど、これは誤りではないだろうか」と指摘。「トランスジェンダーの方々は、『生まれついた性とは異なる性の肉体を与えられてしまったため、本来の性に戻した』のであって、決して『異なる性を“選んだ”』わけではない」と報道に対し再定義していた。
社会を運用していく側にとっては、そうしたほうが合理的なのだろうなあ。ただ自分で選んだわけでもないのに、そのような境遇に生まれついた方々にとっては、たまったものではない。/トランプ政権、トランスジェンダーの排除を検討 性別を男女に限定 https://t.co/rbqiNhSlF9
— 乙武 洋匡@10/11新刊『車輪の上』発売 (@h_ototake) 2018年10月22日
このツイートに乙武氏のツイッターには、「トランプの理屈で言うなら、男女の性別すらなくすのが道理ではないかと思う」「あまり感心なかったけど、トランプさんの酷さ初めて分かりました」「これは日本としても絶対に阻止してほしい動きですね」という声が集まっていた。
日本でもLGBTQに関する問題がたびたび勃発。アメリカの出来事と無視することはできないかもしれない。