南コーカサスの国、ジョージア(グルジア)の首都トビリシ。
日本では決してメジャーとはいえませんが、東西が入り混じるエキゾチックな町並みや居心地の良さ、物価の良さも手伝って、ヨーロッパでは人気の観光都市のひとつです。
町が創設されたのは5世紀のこと。鷹狩りに出た王が、この地にある温泉にキジが落ちて死ぬのを見て、この地に町を築くよう命じたという伝説があります。
それにちなんで、この町にはジョージア語で「温かい」を意味する「トビリ」から「トビリシ」と名付けられたといわれています。
これから注目度が高まりそうな、トビリシでしたい6つのことをお伝えしましょう。
・ナリカラ要塞から市街を一望
トビリシ観光のハイライトのひとつが、町を見下ろす高台にそびえるナリカラ要塞。
4世紀のペルシャ時代に建設が開始された要塞の跡地で、かつてはトビリシを治めてきた歴代の支配者によって、拡張が繰り返されていました。19世紀に起きた火薬庫の爆発により、要塞内の建物の大部分が失われてしまったため、現在はなかば廃墟のようになっています。
それでも、ナリカラ要塞を訪れる価値大なのは、要塞からトビリシ市街の素晴らしいパノラマが望めるからです。
三方を山に囲まれ、町の中心をムトゥクヴァリ川が横切るダイナミックなトビリシの風景は圧巻。
古い教会をはじめとする歴史的建造物と、平和橋などのモダンな建造物が融合したトビリシの町並みは、初めてなのにどこかなつかしい、不思議なあたたかさを感じさせます。
・教会めぐり
次ページ