8世紀から11世紀にかけて、ヨーロッパから北米までの広範囲にわたって遠征を行い、略奪や侵略を繰り返したヴァイキングたち。「海の荒くれ者」としてヨーロッパ各地で恐れられたヴァイキングですが、優れた造船技術と航海技術をもった冒険者でもありました。

この「ヴァイキング船博物館」で展示されているのは、3隻のヴァイキング船とそれらとともに発掘された埋葬品。

なかでも迫力があるのが、館内に入ってすぐ目に飛び込んでくる木製の巨大なオーセベルグ号です。800年代に使用され、女王の遺体とともに埋葬された船で、1904年に発掘されました。1200年も前の船とは信じられないほど、芸術的なカーブを描く造形美は必見です。

公式サイト:https://www.khm.uio.no/english/visit-us/viking-ship-museum/

・コンチキ号博物館

幼いころコンチキ号に憧れ、今もその名を聞くと冒険心を掻き立てられるという人もいるのではないでしょうか。

コンチキ号博物館は、ノルウェーの文化人類学者で探検家であったトール・ヘイエルダールの功績を紹介する博物館。彼は、南米からポリネシアへ人が移動したという自説を裏づけるため、バルサ材のいかだ「コンチキ号」でペルーからイースター島までも8000キロを101日間かけて漂流しました。

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