フォークダンスや民族衣装を着た出演者によるパフォーマンス、動物とのふれあいなど、定期的に開催されるイベントも楽しみのひとつ。ノスタルジックな風景の数々を目にするうちに、ここが21世紀のオスロであることを忘れてしまいそうです。

数ある建造物のなかでも特に見逃せないのが、「スターヴ教会」と呼ばれる木造の教会。

ヴァイキング全盛時代に多く建てられたノルウェーの伝統的な建築様式をもつ教会で、そのなかのひとつは映画「アナと雪の女王」のお城のモデルになったともいわれています。

ノルウェー民俗博物館で見られるのは、オスロの北約200キロのところに位置するゴールという町から移されたもの。今なお1200年当時の姿をとどめているという貴重な教会で、そのたたずまいには物語の世界を思わせる神秘的な雰囲気があります。

中世の時代には1000棟ほどあったといわれるスターヴ教会ですが、現存するのはわずか30弱。それがオスロ郊外で気軽に見られるわけですから、足を運ばないわけにはいきません。

公式サイト:http://www.norskfolkemuseum.no/en/

・ヴァイキング船博物館

北欧・ノルウェーといえば、「ヴァイキング」を連想する人も少なくないことでしょう。「ヴァイキング船博物館」は、その名の通り、実際にヴァイキングたちが使用していた船を集めた博物館です。

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