実際のところ、HUSDは別のステーブルコインの初回配布に基づいている。このような、二つの中央集権的な発行者が連動ベースの発行に関与している場合、Huboiあるいは連動するステーブルコインの発行者に対する信頼が危機的な状況に陥れば、全体的なHUSDの安定を損なう結果となる。
担保価格の変動
非中央集権的なステーブルコインとは違ってHUSDは価格変動の激しい仮想通貨を担保としていないが、一方で別の4つのステーブルコインを担保としていると見ることができる。したがって、他のステーブルコインよりも担保の比重が高いステーブルコインの価格が大きく変動すれば、HUSDの価格および信頼性に影響を及ぼすことは避けられない。Tetherの事例で見られた通り、ステーブルコインの価値はそれほど安定的ではない場合がある。
「コードイズロー」問題
現時点でHUSDは4つのERC20ステーブルコインとのみ交換できる。HUSDに連動するステーブルコインが増えれば、二重払いやブロックチェーン上での窃盗のリスクは高まる。
ステーブルコイン価格の急落を再度しのぐには、仮想通貨の世界は脆弱すぎる。さらに別のステーブルコインの危機が勃発する前に、HUSDの動向を注視すべきなのはそのためだ。
(記事提供:LONGHASH)