かつて筆者は、クチトンネルとは戦いの際にのみ使われていたトンネルだと勘違いしていましたが、実際にはアリの巣のように張り巡らされた部屋の中に炊事場や病院、学校までもが設けられ、住民たちはトンネル内で生活を送っていたのです。

クチトンネルの構造は実に複雑怪奇で、一見するとどこに出入り口があるのかわかりません。

落ち葉をどけて、石の板を外せば、秘密のトンネルが出現。このトンネルの中にも入ることができますが、想像を絶するほど狭い!一人で入ったのはいいものの、一瞬どちらに進んでいいかわからなくなり、不安になってしまったほどでした。

少し歩くだけでも息が上がるほどなのに、さまざまな物資や武器を持ってトンネル内を移動していたわけですから、身体的にも、精神的にも、相当過酷な生活であったことは容易に想像できます。

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