夜も暖かく過ごしやすい季節になってきました。近所の公園や路上でお酒を楽しむ人々も増えてきましたね。そんな夜に、1日の疲れが癒される至福のチャイが飲めるおすすめカフェがあるんです!

変に甘すぎずスパイスも効いており、何よりちょうど良すぎるミルク感が寝る前に身体をほっと癒してくれます。1日の終わり、寝る前にそんな至福の一杯が飲めたなら明日も頑張れちゃいますね。アンジェリーナの手作りちーずけーきも超絶品なので合わせておすすめ。

・そもそもチャイって?
紅茶とチャイを一緒だと思っている人がよくいますが、実は違います。大きな違いは「茶葉」と「作り方」にあります。一般的な紅茶の茶葉に比べ、チャイでは「ダスト」と呼ばれる粉末状の細かな茶葉を使います。簡単にいうと、紅茶には使われない型落ちした茶葉です。

作り方も一風変わっています。たとえばミルクティーは、沸騰したお湯で茶葉を数分蒸らした後、カップに注いでミルクと砂糖を加えて作りますが、チャイは直接お茶の葉を沸騰させて作るのが特徴です。茶葉を水から煮て、沸騰したところで砂糖とミルクを加えて再沸騰させ、茶漉しを通して器に注ぎます。ミルクティーよりも味の濃さを感じる理由はこの製法だからなんです!紅茶よりも茶葉の味、濃厚さが楽しめます。

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・チャイの歴史はインドから!
チャイはダストティーをおいしく飲むために考えられたドリンクといわれています。なぜ良い茶葉を使わず、質の落ちたものを使うのか。その理由を知るには、イギリスによるインド植民時代までさかのぼる必要があります。チャイが一般的に飲まれるようになった19世紀。イギリスの植民地であったインドでは、宗主国であるイギリスに出荷するための茶葉を作っており、良質な茶葉はイギリスへ。国内にあるのは売り物にならない粗悪品の茶葉。

そんな残った茶葉を有効活用するために誕生したのが、チャイというわけです。ただ質の落ちた茶葉は苦味が強いため、そのままではとても飲むことができなかったのだそう。そこでミルクを入れ、お砂糖を加えて甘みを引き出し、香辛料を加えて旨みを引き出す方法が同時に考えられたのです。

・チャイは嬉しい効果がいっぱい!

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