米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は11日、上院銀行委員会での半期に一度の議会証言で10日の下院での証言に続き議員の質問に答え、フェイスブックの仮想通貨「リブラ」が多くの深刻な懸念を生むと慎重な姿勢を繰り返した。同時に、他の中央銀行と「リブラ」プロジェクトに関して連絡を取り合っていることを明らかにした。さらに、「リブラ」の監督において、協力し、評価に時間をかけて承認を急がないことが重要だと再度訴えた。

もし、仮想通貨システムが台頭した場合、ドルの準備通貨としての地位が揺らぐ可能性もあるが、仮想通貨がそこまで、広範に利用されるとは予想していないとした。

パウエル議長の慎重な姿勢を受けて、仮想通貨ビットコインは続落した。