日経マネーは23日、2019年「個人投資家調査」の結果について報じた。同調査は日経マネーが毎年実施しているもので、仮想通貨投資について、18年と19年の調査結果に大きな変化があったことを明かしている。

同報道では、「仮想通貨に投資している」と答えた人は回答者全体の11.1%にあたる1407人となり、18年調査の結果(回答者全体の17%、2260人)から3割以上減少したことが明らかとなった。また、仮想通貨の投資家に投資歴を聞いたところ、18年に最も多かったのは「1年未満」(仮想通貨投資家の26.5%)だったのに対し、19年調査では「10年以上」(同25.2%)が最も多かったという。

そして、このように投資家層が変化したことにより、元手にも変化が出てきたとしている。18年調査では「元手100万円以下」が70%を占めており、4分の1が「10万円未満」であったが、19年調査では「元手1000万円以上」が最も多く、元手について答えている154人のうち約半数がこのように回答したようだ。

さらに、仮想通貨取引の勝率は30.5%と、前回調査(39.5%)から悪化したことも伝えている。