まずは、そのまま味わってみてもらいたい。
薄切りの豚肉にはうっすらと片栗粉がはたいてあるため、醤油と日本酒をフランベした香ばしさが効いた甘辛い美味しいジャポネソースの味わいをたっぷりと味わうことができる。
また片栗粉によって、豚肉の表面にはツルっとした食感が生まれており、これがまた嬉しい食感を演出してくれているのだ。
もちろん、ご飯との相性は言うまでもない。
大きな炊飯器で炊かれた美味しいご飯と、片栗粉で化粧していることによってたっぷりとジャポネソースをまとったツヤツヤの生姜焼きは、まさに日本人に生まれてよかった、と幸せを感じられる味わい。
付け合わせのナポリタンもしっかりと味わい深く、時代の大きな変化にしっかりと対応してきているからこそ、こちらのお店が江戸時代から愛され続けてきているのだと、時間の流れもかみしめることができる。
・赤、緑、黄色。信号機の色の漬物、それがタカサゴの流儀
カレーや定食が美味しいのは言わずもがなだが、1点さらに特筆したいことがある。
それが、こちらのお店で提供されている赤色、緑色、黄色の3種類の漬物だ。