や、あの北川景子さんを魅了したショウガラーメンの名店「信月」など、数え上げればきりがない。
首都圏でいえば、横浜市民が愛するソウルフード・サンマー麺の名店「玉泉亭」、に平塚市民が愛して止まない独自の平塚タンメン、日本で初めてミシュランの星を獲得したラーメンなど、もはや挙げていくことが困難なほど、さまざまな名店がひしめき合っているのだ。
そんな日本中にある美味しいラーメンの中から、今回は埼玉県が誇るソウルフードとも言えるラーメンをご紹介したい。
それが娘娘(にゃんにゃん)のスタミナラーメンだ。
・約45年前に生まれた埼玉県民がこよなく愛するソウルフードの1つ、それがスタミナラーメン
埼玉県においてスタミナラーメンとは、今回ご紹介する中華料理店「娘々」(にゃんにゃん)や「漫々亭」(まんまんてい)、ならびにその姉妹店で出されるラーメンのメニューのこと。
詳細は判明していないそうなのだが、このメニューが生まれたのは1975年〜1976年(昭和50年から51年)だそうだ。
1975年〜1976年(昭和50年から51年)といえば、ベトナム戦争が集結し、第1回先進国首脳会議、いわゆる現在でいうところのサミットが、フランス、西ドイツ、イタリア、日本、イギリス、アメリカの6カ国で行われた最初の年。
日本では、クロネコヤマトの宅急便やほっかほっか亭などのサービスが生まれ、山陽新幹線が博多まで開通し、1等1000万円の年末ジャンボ宝くじが発売されるなど、日本が劇的なスピードで経済発展している、真っ只中だった頃。
そんな時代に生まれた埼玉県の美味しいラーメンは、今なお多くのファンを虜にし続けている。
・たっぷりの餡が絡む味わいが癖になる、それが娘娘(にゃんにゃん)のスタミナラーメン
スタミナラーメンとは、豚の挽肉、ニラ、玉ねぎなどを炒めたものを醤油と豆板醤で味付け、にんにくとショウガのパンチを効かせたものを餡にしたあんかけを載せた醤油ラーメンのこと。
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