ビットコイン(BTC)は年明けから中東情勢が緊迫するなか安全資産として買いが進んだが、19日に100万円台に到達してから反落。20日時点では95万円台で取引されている。

一部国内取引所が出している投資家の未決済建て玉情報(1月20日時点)によれば、85万円台では1月13日時点比で売り越しに転じた。90万円台も同様に買い越し超過が縮小したが、95万円台、100万円台では買い越し超過が拡大している。

一方、海外の大手仮想通貨取引所ビットフィネックスでは、14日以降ショートポジションが急増。6日から13日まで3,000枚台だったショートポジションが、約2週間ぶりに6,000枚台を推移している。ロング・ショート比率は83%で、昨年以来ロングポジションが圧倒的に多い状況には変わりないものの、海外での売りポジションは増加が一服した格好となる。

昨年10月と12月には、ビットフィネックスにおいてショートポジションが1万枚台まで積みあがった直後に買い戻しのような動きが建て玉と価格で観測された。引き続き、売りポジションの動向に注目しておきたい。