ロマンチック街道の終点の地フュッセン。ノイシュヴァンシュタイン城への玄関口として多くの人が通過する町でもありますが、だまし絵が面白いホーエス城やパステルカラーの街並みなど、町自体にも見どころが沢山あります。

また周辺にはノイシュヴァンシュタイン城のほかヴィース教会やリンダ―ホーフ城といった観光スポットも多く、フュッセンに宿泊しながらこれらを巡るのもおすすめです。

そこで今回は、フュッセンから訪れたいスポットのひとつである「テーゲルベルク山」を紹介。山の上からはフュッセンの町やアルプスが見渡せるほか、ロープウェイのゴンドラからはノイシュヴァンシュタイン城が良い角度から見える穴場スポットでもあります。

ロープウェイで簡単に山の上まで上れるテーゲルベルク山。ロープウェイ乗り場まではフュッセン駅前から出ている73番、78番のバスに乗り、所要時間は15~25分ほどです。バスはノイシュヴァンシュタイン城の麓の町にも停車するので、先にお城を見学してからテーゲルベルク山を目指すのもおすすめ。

チケットを購入したら、さっそくロープウェイで山頂を目指しましょう。乗車時間は5分ほど。登山道も整備されていて、筆者の訪問時も登山装備をした人を多く見かけました。行きは登山、帰りはロープウェイ利用にすれば、それぞれ別の風景が楽しめますね。

ゴンドラが動き出したら、進行方向の右側に注目してみてください。上昇するにつれ、ノイシュヴァンシュタイン城とホーエンシュヴァンガウ城が姿を現します。アルプスを背にした2つのお城は、息をのむほどの美しさ。この角度からお城が見える場所はなかなか無く、貴重な撮影スポットでもあります。

山の上に到着したら、雄大なアルプスを望みながら周囲の散策を楽しみましょう。乗り場周辺の散策程度であれば、特別な装備は必要ありません。晴れた日にははるか遠くの山々まで見渡せ、とても気持ちが良いです。

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