伺ったのはランチタイム。イスタンブール・サライのランチは、「手ごろな価格でお腹いっぱい食べられてコスパ最高」と好評なんです。

ランチ営業は土日祝のみで、ピデ(トルコのピザ)ランチや、ケバブランチ、煮込みランチなど、日替わりで数種類のメニューが用意されています。

筆者がいただいたのは、煮込みランチ(税込1650円)。最初にレンズ豆のスープが運ばれてきました。

レンズ豆のスープといえば、トルコでは定番中の定番。日本人にとっての味噌汁のような感覚です。

決して派手さはなく、素朴な味わいでありながら滋味深く、飲めば飲むほどほどクセになる。それがトルコのレンズ豆のスープです。

イスタンブール・サライのレンズ豆のスープは、トルコで食べた味そのもの。トルコ旅行中、毎日のようにレンズ豆のスープを飲んでいた筆者にとっては、あまりにも懐かしい味でした。

続いては、前菜の盛り合わせ(白チーズの春巻き、ピリ辛野菜のペースト、ヨーグルトディップ)が運ばれてきました。これを黒ごまがかかったトルコパンと一緒にいただきます。

白チーズの春巻きはチーズを包んで揚げたシンプルな一品ながら、外の衣はサクッ、中のチーズはなめらかでクセになる味。ピリ辛野菜のペーストとヨーグルトディップを交互にパンのお供にすれば、いくらでも食べられそうです。

実はトルコは世界有数のパン大国としても有名。トルコは世界一パンの消費量が多い国で、朝昼晩トルコの食卓にはパンが欠かせません。

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