コロナ禍もだいぶ落ち着き、徐々に海外旅行がまたできるようになってきましたね。
そんな中、今年こそははドイツへの訪問・再訪を計画している人もいるのではないでしょうか。

ドイツと言えばノイシュヴァンシュタイン城に代表される古城や、ビールやソーセージに留まらない多様な食文化、「ロマンチック街道」、「ゲーテ街道」などの観光街道やクラシック音楽をはじめとする芸術など、旅のテーマは本当にさまざま。さらにドイツ観光局では「都市&文化」、「自然」、「サスティナビリティ」を2022年の重要テーマとし、関連するドイツならではの体験や観光スポットを発信。ひなびた町並みや豊かな自然、そしてワインやローカルフードといった現地の様子を知れば知るほど、旅への意欲が高まっていきます。

そんな様々な旅のテーマを持つドイツから、今回はおとぎの世界へ迷い込んだかのような可愛い街並みを紹介します。

ドイツの町並みと聞いて、木組みの家が並ぶ旧市街を想像する人も多いのではないでしょうか。カラフルな家がどこまでも続く様子は、まさにメルヘンの世界。メインストリートを闊歩したり細い路地を覗いてみたりと、物語の主人公になった気分で町あるきを楽しんでみませんか?

ローテンブルク

数ある旧市街のなかでも、いちどは訪れたいのがローテンブルク。ドイツ訪問の目的がこの町という人もいるほどの「憧れの町」でもあります。

色とりどりの家が並ぶ町並みはまさにメルヘンの世界。ローテンブルクの町は第二次大戦でほぼ半分が焼失しましたが、戦後の修復により元の姿へと復活を遂げたのでした。

可愛すぎる町の中心には、「町で一番美しいスポット」と言われるプレーンラインや1年中クリスマス気分の楽しめるケーテヴォールファート、拷問博物館のほか中世の彫刻家リーメンシュナイダーによる「血の祭壇」が飾られたヤコブ教会といった見どころがあります。

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