9月6日(火)、パナソニック株式会社が「スチームオーブンレンジビストロ(以下、ビストロ)」の新商品セミナーをマスメディア関係者向けに実施した。ビストロの新製品の説明の他、ビストロでの調理の実演、料理の試食などが行なわれた。
ビストロは、2006年の誕生から累計販売台数300万台を達成した、パナソニックの人気商品。「誰もがいつもの食材を使って、手軽に美味しいを作れる」ことを目指し、食品を温めるだけでなく、焼く・煮る・蒸す・揚げるといった調理も簡単に行なえるのが特徴だ。
セミナーの中ではビストロの新製品「NE-UBS10A」が、「キッチンポケットアプリ(以下、キッチンポケット)」と連動していることも紹介された。キッチンポケットは様々なレシピを検索することができるアプリで、そのレシピをビストロに送信できる。
レシピを送信した後はビストロのボタンを押すだけで、そのレシピを活用することができるのだ。レシピには“伝説の家政婦”のタサン志麻さん監修のものや季節ごとのオススメレシピなどもあり、バラエティ豊か。過去の閲覧履歴から利用者が好みそうなレシピを提案してくれる機能まで用意されている。
定番メニューからハレの日の料理、エスニック料理まで
ビストロの調理方法としては、「グリル皿調理」と「ワンボウル調理」の2種類が利用できる。グリル皿では焼き物、蒸し物、揚げ物などの料理が可能。ワンボウルでは煮物、パスタ、シチュー、中華、フレンチ、エスニックなどの料理が可能だ。
今回のセミナーでは、ビストロを使っての実際の調理も行なわれた。調理が披露されたのは、冷凍ぎょうざと焼きうどん。ビストロで調理する冷凍ぎょうざは、売上高日本一の味の素冷凍食品も認めるクオリティだ。
焼きうどんはカットした具材をグリル皿に並べて、その上に凍った状態の冷凍うどんを置いて、後はビストロのボタンを押すだけ。火加減はビストロが自動的に調整してくれる。フライパンでは難しい4人分の調理が一度にできる点も、ファミリー層にはうれしいポイントだろう。
試食タイムでは、グリル皿調理による焼きうどんと、ワンボウル調理によるタイ風エスニックの鶏肉のバジル炒めが振る舞われた。どちらも本格的な味で、ビストロの実力がうかがえた。
ワンボウル調理は、ボウルに具材を入れてビストロのボタンを押すだけで、様々な凝った料理を作ることが可能なすぐれもの。鯛めしのような特別なハレの日の料理でも、簡単に作れてしまう。「普段作ることはあまりないが家庭で作ってみたい」という声が多い、エスニック料理もワンボウル調理のメニューとして登場した。
ユーザー目線での使いやすさが強み
ビストロの強みは、ユーザー目線での使いやすさにあるようだ。様々な調理が簡単にできるだけでなく、後片付けにも視線が向けられている。たとえば、サンマなどの魚を焼くことも可能だが、他社商品と違って焼き網を使用せずグリル皿1枚なので、洗い物が簡単。
朝食でよく食べられるトーストも、調理時間が6分40秒と短いだけでなく、両面グリルで裏返す必要がない。忙しくて手が離せない朝の時間帯にはうれしいポイントだ。
「レンジに色んな機能が搭載されているものの、使うのが面倒で結局温めにしか利用していない」という経験をした人も多いことだろう。ビストロは様々な点において利用が簡単であり、その問題をクリアしていると言えそうだ。