国際政治学者の三浦瑠麗氏(42)が自身のインスタグラムに投稿した、シースルー状の“スケスケ喪服”がSNS上で大炎上となった一件を振り返り、なぜここまで炎上が広がってしまったのか紐解いてみたい。

三浦氏は先月27日、「安倍元総理の国葬に参列して参りました」とコメントを添え、椅子に居座りながらそばにいる愛猫に手を伸ばしている自身の姿を投稿。この日の午前中に出演した『めざまし8』(フジテレビ系)でも着用した全身黒ではあるものの、胸元や腕、足がシースルー状になったワンピースの“スケスケ喪服”姿を披露していた。

三浦氏をめぐっては国葬前、立憲民主党の辻元清美参議院議員(62)と蓮舫参議員議員(54)がツイッター上で国葬の案内状をアップしたうえで「欠席します」と表明したことに対し、「個々の議員が自分宛の招待状の写真をアップして欠席を表明するのは、はしたなく見えるのでやめた方がいいと思いますよ」と疑問を投げかけ話題となっていた。それだけに、SNS上には三浦氏の“スケスケ喪服”について「お洋服も小物も全て素敵」と称賛の声が挙がる一方で「招待状をアップするよりはしたない」といった批判の声が飛び交う事態となってしまった。

特に胸元がスケスケになったデザインは喪服としてはあり得ないもので、専門家も“マナー違反”を指摘。政治家のためのブランディング戦略家・通称「勝たせ屋」としてメディアにも出演する鈴鹿久美子氏は、三浦氏の喪服姿を報じる記事をツイッターで引用し、「三浦瑠麗氏の喪服姿。確かに美しいのですが、ご葬儀に参列するにはマナー違反 華やかさを排除して悲しみを表現するのが喪服ですから」としたうえで「ただ、話題にあがることが目的なら、大成功なんでしょうけど」と持論を投げかけている。

その後も今月に入ると新たな疑念が浮上。ツイッター上に三浦氏の“スケスケ喪服”はイギリスの人気ブランド「Alexander McQueen」のパーティードレス(定価364100円)だと指摘する投稿が続出し、“はしたない論争”、“マナー違反論争”に加えて、“そもそも喪服ではない論争”が加わり、炎上が加速。SNS上では「三浦瑠麗が着ていたのは、アレキサンダー・マックイーンのイブニングドレスで、喪服じゃないね。いくら何でも、あんなスケスケの喪服なんて、デザイナーもデザインしない」「国葬儀のご衣裳、喪服ではございません。市販されているドレスです。アレキサンダー マッキーン36万円だそうです」「喪服ではないですね。パーティ用のドレスみたいです笑。ちょっと違和感あり過ぎです」など、さまざまな指摘が寄せられる結果となってしまった。

「ここまで炎上が広がったのはいくつかの要因が重なったことが大きいが、三浦さんは安倍首相時代に桜を見る会に招待されるなど“安倍シンパ”としての一面があったことは無視できません。ひろゆき氏(45)と同様に賛同者が多いものの、それと同様にアンチの標的になりやすい。発端がテレビとSNSだっただけに炎上の広がりも大きかった印象です」(政治記者)

物議を醸した三浦氏の国葬でのシースルー喪服。今後もさまざまな議論を呼びそうだ。