11月29日の『めざまし8』(フジテレビ系)で、司会の谷原章介(50)がまたもや失言し、視聴者から「性差別がひどいな」「男女差別と役割固定化の塊やん」といった批判に晒されている。

この日の番組では、サッカーW杯の日本代表対ドイツ戦で「上司へ、2週間の休暇をありがとう!」と英語でメッセージをかかげたある日本人サポーターの写真を紹介。これは、国際サッカー連盟FIFAのTwitter公式アカウントが「すべての上司にこの言葉を送りたい」という一文とともに投稿した写真で、世界中から14.5万件のいいねがつく大反響を集めている。

すると、この投稿から2日後。男性が務めるNTT東日本の公式Twitterアカウントがこの投稿を引用し、英語で「休暇とワールドカップを楽しんでください!あなたの上司より」と返信。日本国内でも「人生何があるかわからない。紙切れ一枚が世界中の目に留まる。すごいぞワールドカップ。すごいぞNTT東日本の社員さん」「休暇にもかかわらず所属企業のイメージUPに貢献してしまいましたね」と大きな話題になっていた。

そこで番組は、男性本人とその上司を取材。男性によると、サッカー観戦のために快く送り出してくれたボスへの感謝の気持ちを表現しようと思ったとのこと。メッセージを受け取った男性より少し年上だという女性の上司は「制度的には仕事の業務都合で休むことは特に問題はないので、行くのであればその分ちゃんと準備をして、タイミングを見て行ったらいいんじゃないかと思う」と語った。

これについて「ボスも素敵ですけど、会社も素敵ですね」と話を向けられた谷原は、「会社もいいですし、女性の上司の方が“女性”ということで柔軟に受け止めてくださったのかもしれませんけど」と発言した。

続けて「あとは周りの一緒に働いている同僚の皆さんの理解もあってはじめて行けることだと思うんですよね」と語ったが、谷原があえて“女性”を強調したことにネット上では「谷原氏まじムリだわ。この人、女性が話題になると毎回必ず『女性らしい』『女性ならでは』ってコメントする。男女差別と役割固定化の塊やん」「こいつ相変わらず失言が好きだな」「上司が女性だから?性別関係ねぇだろ」「上司が女性だったから会社休めたとか訳わからない事言ってますけど?」「なんで女性(の上司)だったら柔軟(な決断を下す)なんだよ谷原章介」と批判が集まっている。

「谷原の今回の発言は、“男性と女性で与えられる役割が違う”という『固定的性別役割分担意識』を問われる発言。番組の中でたびたび失言を繰り返している谷原ですが、『女性だから柔軟に対応できた』という考えは、時代遅れだと言わざるをえません」(政治記者)

谷原はまたもや的外れな発言で、MCとしての評価を落としてしまったようだ。