11月28日放送の『しゃべくり007』(日本テレビ系)にプロレスラーの長州力(70)と武藤敬司(59)が出演。長州が、がんで闘病しているファンにかけた言葉に「長州力さんめっちゃ良い人じゃん」「すげーいい話。さすが長州力。カッコいい」と大きな反響が集まっている。

この日、長州と武藤は「クイズ!私のこと覚えてる?」に挑戦。スタジオには「2人に感謝する人」「2人が感謝しなければいけない人」5組と、しゃべくりメンバーに関する人が1組登場し、質問をしながら過去に誰と関係があった人物かを当てるという企画だった。

最初は「1人もわかんない」「ダメだこりゃ。絶対わかんない」とお手上げ状態だった武藤と長州。そんな中、長州は「あの言葉は一生忘れません」というタスキをかけた背の高いメガネの男性に見覚えがある様子で「マスコミ関係者?」と質問。そして何度か質問を繰り返しているうちに「娘さんいるよね?」「もう何年も会ってないよな?」と思い出したようだ。

だが、娘の名前が「テレサ」だと思い出せても、男性本人の名前については思い出せず。どうやら「サンケイ」と会社名で呼んでいたため本名がわからないようで、共演者から「会社名で呼んでる?」とツッコまれていた。とはいえ、長州が予想していた通り男性は産経新聞に務めている記者で、40年前から長州のファンだという男性。オフ会でも何度か会ったことがあるという。

そんな男性に、生存率10%前後とされるステージ4の小腸の希少がんが見つかり、先の見えない不安に憔悴しきっていた時のこと。長州から「飯でも行くか?」と1本の電話がかかってきて、妻子をつれて食事をすることになったという。

そこで長州が声をかけたのが「俺に会ったってしょうがないぞ」「娘が一番の抗がん剤じゃないか。病気のことを考えるんじゃなく、娘のことを考えろ!」という言葉だったという。その言葉が生きる支えとなり、宣告から6年が経った今も「今なお生きて新聞記者を続けられている」「命の恩人だと思っています」と男性は感謝していた。

「すると長州は、『だから言っただろ?医学も発展して……娘が、あんなに可愛いテレサが生まれた。薬がよく効くだろ、テレサの薬が。それでいいんだよ』と優しく語りかけ、『また連絡します』と約束。視聴者からは『“娘が1番の抗がん剤”って名言過ぎる』『不覚にも泣いてしまった』『すげーいい話。さすが長州力。カッコいい』と感動の声が多く集まっていました」(週刊誌記者)

長州の言葉は多くの視聴者を感動させたようだ。