1月17日放送の『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)に、米イェール大学助教授で経済学者の成田悠輔氏(38)が出演して物議を醸している。

高齢者に「集団自決」を求める過去の発言がSNSを中心に大炎上している成田氏だが、そうした問題に触れることなくコメンテーターとして出演していることにと視聴者から厳しい批判の声が殺到している。

今月11日、ある弁護士がTwitterに「成田悠輔氏の『高齢者が老害化する前に集団自決、集団切腹みたいなことをすればいい』議論、さすがに驚いて、実際に話してるのがないか探したら、ホリエモンとトークしているのが出てきた。リンクは張らない。」と投稿したのをきっかけに、過去の発言が大炎上している成田氏。問題となっているのは、ホリエモンこと堀江貴文(50)のYoutubeチャンネルに投稿されている『【成田悠輔×堀江貴文】高齢者は老害化する前に集団切腹すればいい?成田氏の衝撃発言の真意とは』という動画の内容だ。

動画では、成田悠輔氏がTwitterやYouTubeで提案した「高齢者が老害化する前に集団自決、集団切腹みたいなことをすればいい」という発言について議論するもので、成田氏は「普通の言葉でいえば世代交代」だと話し、高齢化社会における日本の弊害を訴え。将来的に「安楽死の解禁」や「安楽死の強制」などの議論が出てくるのではないかとし、見て見ぬふりをするのではなく「直接的に議論できる状況、雰囲気を作ろうっていうのが言いたいこと」と話していた。

『高齢者に集団自決』という衝撃的なワードはSNSを中心に瞬く間に拡散され、大炎上。そうした発言について成田氏が弁明することなくコメンテーターとして出演し続けている状況に視聴者からは「地上波じゃなくてもあの言葉は玉川さんより酷いのに出られるんだ」「高齢者の『集団自決』を主張することの方が玉川さんの電通発言よりもずっと大問題だという感覚が無いの?おかしくない?」「平然と差別主義・優生思想を語る人間を『黙殺』することもテレビ出演することも許してはならない」「なんで玉川さん外して、成田とか出す?もう、怒りしかないんだけど」と批判が殺到している。

「電通に関する“事実誤認”発言を認めて謝罪した玉川徹氏(60)のスタジオ出演が激減し、代わりにその席に座ったのが成田氏でした。視聴者が怒っているのは謝罪した玉川氏がいまだレギュラー復帰できないのに対し、問題発言をした成田氏が何食わぬ顔でその席に座っているからでしょう。ただ、もともと成田氏は“常人が口にしないことをあえて言う”ところがあるので、今回の大炎上も全く気にしてなさそうです」(政治記者)

最近は『モーニングショー』の新たなご意見番として出演機会の多い成田氏。今回の騒動をどう考えているのだろうか。