4月13日放送の『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)では、政府が発表後のJアラート(全国瞬時警報システム)の情報を訂正したことを批判したものの、視聴者からは「それより北朝鮮の問題を報じて」「文句言うべきはミサイル撃ってきてる北朝鮮」と物議を醸している。

本日午前7時55分頃、北朝鮮が発射した弾道ミサイルをめぐり「北海道周辺に落下する可能性がある」としてJアラートを発令し、北海道民に緊急避難が呼びかけ。その後、午前9時ごろ、浜田靖一防衛相(67)が「発射された弾道ミサイルは我が国領域内へは落下していないことを確認した」「我が国EEZへの飛来も確認されておりません」と発表した。

こうした“訂正”について、松野博一官房長官(60)は「北海道に落下する可能性のあるミサイルを探知したところ、探知直後レーダーから消失しましたが、システムがそうした航跡を生成したため、国民の皆様の安全を最優先する観点からJアラートを発出した」とし、Jアラートの役割を鑑みて「発出判断そのものは適切だった」と強調している。

これを受け番組では「Jアラートを訂正した原因」について議論。韓国軍合同参謀本部によると、ミサイル発射を確認したのは午前7時23分頃。国内では約30分遅れでのJアラート発令となったが、MCの宮根誠司(59)によると、北朝鮮が本気で日本にミサイルを発射した場合着弾まで10分程度だといい、「北朝鮮が本気なら着弾したあとにJアラートが鳴るんですよ」と指摘。

Jアラート発令によりJR北海道は一時的に道内全線の運転を見合わせたことから、コメンテーターの橋本五郎氏(76)「これはいくつも問題があって、結果的に地下鉄がストップしたり大きな影響を与えてるわけですから。これは『いろんな問題点を含んでますよ』って言うべきなんですよ、本当は」と追随。さらに、「(情報が)なんで変わったのかということをきちんと説明しなければならない」と主張し、宮根も「鳴らないより鳴ったほうがいいんだけど、鳴って『またか』と日本国民が思うのが一番怖い」と“慣れ”による問題点を指摘していた。

この後も宮根は避難と言われても「どこに避難しますか?」「地下とかないでしょ?」「いち学校でさえ子どもたちを守れる場所ってないでしょ?」と政府批判を続けたが、視聴者からは「jアラートの精度と政府の対応を問題視するニュースをずっとやり続けてるけど、それより北朝鮮の問題を報じて欲しいんだけど」「Jアラートにメッチャ難癖つけてるんだけど文句言うべきはミサイル撃ってきてる北朝鮮やろ」「Jアラート……正確性はそんなに重要か?避難して、落下しなかった…あぁ良かったね。でいいんじゃないの?」「Jアラートについてぎゃーぎゃー言うな宮根。北朝鮮をどうにかせんと」と呆れ声が殺到。

「確かにネット上では、『オオカミ少年』というワードがトレンド入りするほどJアラートに対する信ぴょう性が薄れているという問題はあります。しかし、避難場所に関する課題は別として、結果的に何の問題も起きなかったことを政府の問題とするような批判の仕方に疑問を抱いた人は多かった様子。政府批判を繰り返すだけなら、北朝鮮の意図やミサイル発射に対する日本政府の対応や防衛策などについてもっと触れてほしかったですね」(政治記者)

弾道ミサイルが発射される本来の恐ろしさを見失わないようにしてほしいものだ。