広々とした主室と縁側の間にある欄間には、お部屋の名前にちなんでなでしこの透かし彫りが施されています。縁側からは坪庭と温泉露天風呂のあるテラスがよく見えます。

テーブルの上には干菓子とお花、手書きのメッセージカードが置かれていました。まだ建てられて間もない建物ゆえに木の香りが漂い、床の間の掛け軸、生け花、灯りなど、随所に日本の伝統美を感じる空間です。

主室の隣にある寝室にはベッド2台が置かれています。フランスベッドのマットレスが採用されており、寝心地抜群です。枕は好みに合わせて使い分けられる3種類。細長いものはリラックス効果があるといわれるトルマリンパイプと楠チップを使用したオーダーメイド枕です。

寝室、主室、縁側、坪庭が一直線に並んでいるので、ベッドの上からも庭の緑が目に入ります。二面の窓からも障子越しに柔らかい陽光が差し込み、心地よさを感じました。

寝室の隣にはダイニングルームがあり、夕食と朝食はこちらに運んでもらえます。部屋食は、ほかの宿泊者を気にすることなく食事を楽しめるのが魅力です。さらに、主室のテーブルに運ぶのではなく、別にダイニングルームに配膳してもらえるため、スタッフの出入りを気にせずに済みます。

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