最初に、食前酒として信州ワイン「シャトー メルシャン 椀子 ロゼ」が提供され、続いて、水無月豆腐に蛙に見立てたそら豆の蜜煮をのせた、季節感たっぷりの一品が運ばれてきました。

うすい豆摺り流し、鰻と胡瓜のうざく、信州福美鶏とごぼうの唐揚げ、丸茄子揚げ田楽焼き、とうもろこし真丈がきれいに並べられた器は、目にも鮮やかです。

鱧葛打ち、じゅん菜、蓮芋の清汁仕立て。かつおとまぐろの合わせ出汁が染みわたります。

鮮魚の盛り合わせ(この日はまぐろ中トロ、イサキ、イカ)は、鮫皮でおろした安曇野山葵(わさび)と加減醤油でいただきました。

青紅葉をイメージした涼しげな冬瓜饅頭は、崩しながらいただくと中から穴子・椎茸・百合根が出てくる楽しい一品です。

次ページ