母屋でチェックインを済ませたら、観樹橋と名付けられたつり橋を渡って、宿泊棟へ向かいます。小川に架けられたつり橋は、風を感じ、由布岳を仰ぎ見ることができる最高のロケーションです。夏には蛍、秋には紅葉が訪れる人の目を楽しませてくれます。

ゆふいん 月燈庵の客室は、全室離れ、露天風呂付きです。別館 特別客室が6棟、本館 スタンダード客室が12棟あります。今回はスタンダード客室の「文月」に泊まりました。

10畳と8畳からなるお部屋は、日本独特の四季を感じる造り。縁側からは由布岳が見えます。夜が長くなる秋には、障子に映る月の影が伸びて和のしつらえのお部屋に映えるとのこと。全室離れなので、旅館のように隣室の話し声や気配を感じることはありません。

庭に専用の露天風呂があり、好きなときに好きなだけ溢れるお湯に身を委ねることができます。そのほか、宿泊者が自由に利用できる男女別の大浴場(内湯・露天風呂)もあります。

夕食は、お食事処「月燈庵」で、四季折々の味を愉しむ会席料理を。大分や九州の食材をふんだんに使った独創的な田舎料理は、目でも舌でも楽しめるものばかり。別府港から直送される魚は季節によって変わりますが、この日は関サバと関アジが提供されました。

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