■LGBTは「腫れ物」なのか!? 誰もが口をつぐみ、彼らの「ビジネス」となる

私にはLGBT・性的マイノリティとされる友人知人が少なからずいます。

一緒に起業した信頼する仲間の一人はゲイでした。互いに人生を語り合った友人や尊敬するアーティストの中にはLGBTとされる人も。お互い性的な嗜好に関して特別意識することも、させることもありません。むしろ素晴らしい感性と人間性にはいつも驚かされ、大いに刺激を受けてきました。また、芸能界や報道関係者にも多くいらっしゃいます。

そして私が知る限り「少数派」であっても決して「弱者」ではないし、そんな彼・彼女たちが日常の中で差別されているとは到底思えません。

ですが、今回のコラムを書くに当たり「LGBTを理解している」的な前置き、保全をした上で進めなければならないような、ある種の窮屈さを感じ始めています。

それはいずれ自主規制だったり言論統制、言葉狩りを経てタブー視され、腫れ物扱いになってしまう恐ろしさを秘めています。

過去に同和問題、アイヌ問題、なぜかしら在日朝鮮人といったマイノリティ=弱者とする図式がいつの間にか成立。マイノリティに意見や批判をすると「ヘイトだ!」「差別だ!」と糾弾され、誰もが口をつぐんでしまい、いつしか「利権ビジネス」「弱者救済ビジネス」の温床となったことを忘れてはなりません。

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