■在日外国人の立場から危惧する、同性婚を手放しに喜べない理由
さらに、私が外国人の立場で補足しておきたいのが、もし同性婚が可決すれば、(外国人であっても)同性配偶者も永住できる可能性がでてくる点です。先月、香港のフィリピンやベトナム人の使用人たちがデモして、香港政府は香港の外国人への同性配偶者ビザを認めました。
http://www.afpbb.com/articles/-/3181216?pid=20313890
このような事態になれば、日本でも現在以上に外国人による「偽装結婚」が増えることも想定されます。日本の国籍狙いで偽装結婚し、社会保障制度やパスポートを狙う外国人が今まで以上に出てくることは否定できません。
ともあれ、支持率が低迷の共産党や立憲民主党及び、支持率が1桁未満の他の左派政党は、あの手この手で自民党の挙げ足を取りるしか、政治活動を続けられない惨状です。障害者、LGBT、外国人、帰化人、沖縄人、アイヌなどのいわゆるマイノリティを代弁して、(当事者たちの考えは置き去りにして)”弱者”を作ろうとしている意図が透けて見えるのです。
私は”在日外国人”というマイノリティの一人として、キッパリ断言します。勝手に私達に「弱者」のレッテルを貼って「仲間」にするのはやめてください。自民党政権を攻撃する「材料」にもされたくありません。