■半島有事に日韓スワップ、「旭日旗狩り」がもたらす”最悪の未来”

日本側の毅然とした態度に、韓国側のあたふたしてる気配が漂ってきました。問題は今後なのです。感情を優先させた結果として大きな事態を招くことが予想されます。

今回の件を受けて、韓国国会では旭日旗の使用を禁じる「日戦犯旗使用禁止法」が発議されたようです。これ、多分決議されるんでしょうね。韓国の領海に旭日旗を掲げた船舶の入港を禁じること、使用や販売を禁じるという、ナチス・ドイツの鉤十字(ハーケンクロイツ)と同等に位置付けようとしているわけです。

そうすると、旭日旗を掲揚した自衛艦は入港できないわけですから、もし朝鮮半島有事が勃発しても自衛隊による邦人救出は困難を極めることになります。もちろん日本からの支援や救助も不可能となります。まあ、感情の下に法を置くお国柄とはいえ、まさか都合のいいときだけ助けてくれ! なんて有り得ませんから(笑)!

日本国政府は邦人救出に関して、韓国政府の協力が担保できない以上、渡航禁止・自粛を呼び掛けるべきです。それ以降の渡航は自己責任としていただきましょう。

今後韓国では、「更なる旭日旗狩り」に勤しむことが考えられます。ただし今回の「観艦式参加中止」に関して、日米のコンセンサスが十分に取られていることを韓国側は見落としています。軍事的・政治的に日米が韓国から積極的に離れた結果だと考えなければなりません。

「最悪のタイミングで最悪の選択をする」といわれる韓国です。日韓スワップ、日韓漁業協定と、韓国が抱える大きな問題の解決に、我が国が協力する必要は有りますか?

日韓両国の溝は深く、こと有るごとに広く大きくなっています。互いを嫌悪する迄に発展した国民感情は、一朝一夕でどうこうできません。ここは一旦距離を置き、静観に徹することが望まれます。

むしろ、アジア諸国の真の友好国との更なる関係に重きを置くタイミングだと思います。「遠くの親戚より近くの他人」って昔からいいますが、いくら近くても価値観の合わない隣人とは無理してお付き合いする必要がないのと一緒です。同じ町内にはもっと素晴らしい方々がおられます。そんな方々とよりよい地域作りをしたほうが、はるかに健全ですよね。