米国やカナダ全土で13日、ビットコイン強奪を目的とした大掛かりなオンラインでの虚偽の爆破予告があったと報じられている。当局は捜査中だという。

「ThinkTwice(よく考えて)」と題する電子メイルを開くと、「あなたが働いている会社が入っているビルに爆弾を仕掛けた」との文言。通常のオフィスに加えて、学校、病院など宛てに送られたという。

送り主はテロリストではないと主張し、命が惜しければ2万ドル相当(225万円相当)をビットコインで支払うよう命じたという。

ニューヨーク市警(NYPD)はツイート上で、「爆破を脅迫しビットコインでの支払いを求めるメイルが出回っているが爆破装置は見つかっていない」「状況を監視しているが、現状で信頼できるものではない」と説明。明らかにビットコイン強奪を目的としたものだとした。

仮想通貨をめぐる犯罪はあとをたたず、規制などが強化されない限り、ビットコインETFの承認を一段と遅らせる可能性がある。

本日のビットコインも15カ月ぶりの低水準付近での推移が続いた。